創立10周年を振り返って

河原町商店街振興組合
清水英司

KICS10周年おめでとうございます。

KICSが設立されるまでの期間も加えると十数年間、常に先頭にたって、この素晴らしいネットワークを構築された樋爪保氏に尊敬と感謝を捧げたいと存じます。振り返ってみると、楽しい思い出ばかりで、苦労話といったものはあまりございません。当時の玉岡理事長から“清水さんハイテク委員会をやってくれますか”といわれ、内容をよく知らないまま“はい”と返事をさせていただいたのが始まりでした。

最初に取り組んだのは銀行POSでした。今から考えると単純な事かもしれませんが、当時まだ耳新しい言葉でしたので、仕事を終えてから四条繁栄会の樋爪さんのビルにメンバーが集まって深夜まで勉強会をもちました。この時既に樋爪さんの頭の中にはクレジットの一括処理の構想があったのでしょう。

銀行POSシステムがスタートするや否やクレジットの一括処理をやろうという話がありました。理屈はわかるのですが、一体どうやってクレジット会社と話し合いを持てばよいのか、又、又、深夜の会が続きました。
銀行POSでお世話になっている銀行さんの後押しや、当時のメンバーがチームを組んで、今日は大阪のVISAさんへ明日はJCBの京都支店へといった具合に行脚をし、クレジットの一括処理システムへのカタチが少しづつ見えてきました。数年がかりの取り組みの中で研修旅行も数多く企画していただき、楽しく研修させていただきました。中でも、横浜のランドマークタワーを含んだ旅行は最高でした。思わず1ヵ月後に家族旅行で同じコースをまわってしまったくらいです。

この様な活動の中で私にとって一番嬉しかったことは、青臭いようですが、一つの目的に向かっての“仲間”と呼べる方々に巡り合えた事です。
現在のように大きく発展し、多方面に拡大を続けていくにはかなりの人たちが必要です。しかし、私の中では、今でも深夜の会で熱っぽく語り合った光景が懐かしく思い出されてなりません。これからもよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、KICSの益々の発展と樋爪様はじめ皆々様のご健勝をお祈りいたします。

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